古河林業の事業内容と成長性

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古河林業株式会社は古河機械金属株式会社の山林部として1877年に創業された歴史のある企業です。当初は古河機械金属が政府から払い下げを受けた鉱山の周囲に精錬用の薪炭や杭用材の自給にための植林などを行っていました。1929年に合名会社古河林業として独立します。1973年には木造住宅の建築事業を開始しました。現在では秋田杉丸太や建物の骨組み部材の生産販売、住宅建築、宅地建物取引業など幅広い分野で事業を展開しています。

同社が建築する建売住宅の大きな特徴は国産材の使用にこだわりがあるという点です。古河林業には130年を超える森林経営の歴史と伝統があります。同社は秋田県北秋田と宮城県七ヶ宿、三重県大紀に森林を所有しており、合計で日本の国土のおよそ6000分の1を占める6460.53ヘクタールという広大な面積を誇ります。同社の事業は森林の伐採と木材の加工にとどまりません。森林には木材や林産物の生産以外にも生物多様性の保全や土砂災害防止、水源涵養といった役割があります。
豊かな森林からは様々な栄養素が河川を通して海に供給されており、森林資源の保全は漁業関係者にも大きな影響を及ぼします。古川林業では山林への植樹を行うだけでなく、下草刈りなどのボランティアを通して綺麗な生活用水と農業用水の確保に努めています。また木材生産と森林の育成を行うことにより、木材の安定供給と森林機能の維持・促進を目標に活動中です。

木造住宅は木を伐採することで建てられますが、古川林業では伐採した後に苗木を植えるため自然破壊となることはありません。樹木は光合成により大気中の二酸化炭素を取り込んでセルロースやリグニンなど炭素化合物を生成しながら成長します。炭素化合物が生成され、二酸化炭素が容易に分離できない状態にすることを固定化と呼びます。古川林業が植える苗木は成長過程において二酸化炭素を固定化します。森林を活用し再生させるサイクルを確立することで、地球環境の保護にもつながります。古川林業が建築する住宅は国産材の木材にこだわり、日本の森林資源を有効活用しつつ地球環境の保護にも役立っています。また森林再生サイクルの確立により継続的な発展を期待することができます。

同社が建築する建物は国産材の木材を使用した木造軸組工法によるものですが、高度な耐震性を備えています。一般的に木造軸組工法は、木造枠組壁構法と比較して耐震性が弱いとされます。一方同社の建物には自社森から厳選された良質な木材が使用され、通常の約2倍の太さの筋交いを内蔵することで木造枠組壁構法よりも強い耐力壁を採用しています。

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